やりがいを感じながら働く
[岩手ケーブルテレビジョン株式会社 漆田 立太さん]

元々モノづくりが好きで、県内の高校を卒業後、東北地方のデザイン系の大学に進学した漆田さん。友人たちと映画サークルを立ち上げ、映像を作ることを楽しんでいました。大学卒業後は東京や地元の企業に就職しましたが、改めてやりたいことを考え、映像を作ることができる現在の会社に入社しました。
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Q.どのような仕事をしていますか?
番組制作をしています。出向先の葛巻町役場内にあるケーブルテレビ局では、ローカル情報番組用に取材し、ニュース素材として編集をしています。葛巻町のケーブルテレビ局は広報としての役割も兼ねているので、町内の行事やイベント・行政に関わる内容など、日々幅広い内容で町民のために番組を作っています。盛岡本社では、さんさ踊りやチャグチャグ馬コなど市内の大きな祭りやイベントを撮影し編集した後、自社のチャンネルで放送しています。
Q.実際に入社して感じていることを教えてください。
人数が少ない職場ですが、社員はみんな責任感があり、部の垣根を越えて上司とも協力し、仕事ができる環境だと思っています。番組制作の仕事は想像以上に手間がかかって大変ですが、やりがいがあると感じています。また、イベントの舞台裏に関わったり、この仕事をしなければ会うことのない人と話したり、撮影や取材をすることでより深く知って学ぶことができるなど、役得と感じている部分が多いです。
Q.これまでの仕事で印象に残っていることを教えてください。
盛岡市内のお祭りの撮影や編集などの仕事が強く印象に残っています。ここ数年YouTubeで盛岡さんさ踊りの中継を行っていますが、実際に見ている人の反応を知ることができ、テレビと違う反応もあるので嬉しく感じています。二戸市出身なので、盛岡のお祭りはどれも新鮮に感じ、撮影や編集作業をしていると、詳しくお祭りの由来や歴史を知る機会も多く面白いです。
Q.これからの目標を教えてください。
私たちが作った映像は作品として残り、将来に渡って会社の財産になるものなので、これからも一日一日を大事に撮影や取材に取り組んでいくことが目標です。取材する際、その行事自体は毎年あることかもしれませんが、参加者にとっては一生に一回の思い出や記念になる可能性があるイベントだという意識を大切にしています。カメラのレンズを向けている時は、撮影したもの・人の魅力が伝わる映像を撮りたいと思っています。
Q.就活する学生へのアドバイスをお願いします。
1日の多くの時間が仕事で過ぎていきます。そのため、やりたいことができる仕事を見つけて楽しみながら働くことをおすすめしたいと思っています。自分がどういうことが好きなのか、どんなことならのめり込めるのかを探してそれを仕事にすると、好きなことなら我慢でき、楽しく勉強し、長く仕事を続けられると実感しています。制作部の仕事はイベント・行事に参加している人とやり取りができ、風景の撮影などに行くと季節を感じられて、生きていることを実感できるすてきな仕事だと思っています。
インタビュアー:岩手ケーブルテレビジョン株式会社 田口 香澄
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