異分野の学びの経験をものづくり企業で活かす!
[盛岡セイコー工業株式会社 舘山 彩良さん]

大学では、中高の美術教員免許を取得、美術の授業をたくさん取るなど積極的に美術を学びました。美術を学んだ後、自分が直接かかわらずとも何かを作っている会社に就職したいと思い地元を中心にものづくりの会社を探し、今の会社に入社しました。
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Q.どのような仕事をしていますか?
主な仕事は、社内研修・検定の運営をしています。研修では新人や登用者を対象に、時計についての座学の講師や時計の分解組立のインストラクターをしています。検定では他の課の人たちと協力して行う社内検定の運営をしています。研修でかかわった新人が活躍していると嬉しいですし、検定の運営では実際の製造現場のことを知ることができて面白いです。他に、外部研修・検定の受付けや、教育費の管理もしています。
Q.現在の会社に入社したきっかけを教えてください。
地元を中心にものづくりをしている会社を探していて、大学でおこなわれた会社説明会に参加したのがきっかけでした。製造業ということもありメインの募集は理系の人でしたが、説明を聞いていくうちに時計の組立だけではなく時計に使う部品も自社でつくっていることが分かり、作り始めから完成までを見ることができることに魅力を感じました。こういう物を作っている会社で働けたら楽しいだろうなと思い就職希望を出しました。
Q.これまでの仕事で印象に残っていることを教えてください。
自分が主担当になってから初めての新人研修での失敗が印象に残っています。新人研修では配布物が多いです。配布だけではなく、配布物の更新作業もあり、自分で更新したり、担当者に更新を依頼したりします。また、連絡を取らなければいけない人も多く、研修の会場も押さえなければいけません。やることが多い中、準備不足でスムーズに進めることが出来ず色んな人に迷惑をかけてしまいました。この経験で仕事には段取りが大切だと強く思いました。
Q.これからの目標を教えてください。
2016年に入社し、今年で4年目になりますが、自分の仕事をおおむねスムーズにこなせるようになり、仕事の改善も自分でできるようになってきています。もっと効率よく仕事をこなせるように改善を続けていくことが目標です。いまはまだミスも多いのでこれからは、ミスを減らしていくために自分で工夫しながら先輩や上司からのアドバイスを聞きながら日々成長していきたいです。
Q.就活する学生へのアドバイスをお願いします。
私の場合、学んできたことは教育・美術に関してでしたが、ものづくりの会社で働いています。学んできたことが直接関係する業種ではありませんが、経験は活かすことが出来ていると感じています。それは今の会社が採用してくれたのはもちろんですが、興味の持てる会社を見つけることができたからだと思います。学んでいることに関係のある業種だけではなく、視野を広く持って会社を探した方が自分に合う会社を見つけることが出来るかもしれません。興味のある会社であれば、畑違いでも説明会に行くと、意外と自分の経験と繋がって面白いと思います。
インタビュアー:技能育成塾 小野 雄太
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